エヴァ新幹線に見る戦略 暴走への期待と海外の反応 

JR西日本が2015年11月7日から2017年3月(予定)で
運行予定の「新世紀エヴァンゲリオン」を
モチーフにした500系山陽新幹線こだま号

「500 TYPE EVA」

通称「エヴァ新幹線」

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出典:レスポンスhttp://response.jp/article/2015/10/19/262330.html

先日、報道陣にその全貌が明らかになりました。

車内には、実際に乗り込めるコクピットで
ゲームを楽しめたり、
パネルの展示コーナーに、
ジオラマも用意された
エヴァファンが喜ぶ作りとなっています。

今回はこのエヴァ新幹線から見る
その魅力とビジネス戦略を
チェックしてみましょう。


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エヴァ新幹線から読み取るデザイン戦略。

私がエヴァを見たのは学生時代でした。

非常に印象深いアニメだったことを
今でも覚えています。

さて、エヴァファンの方々はご存知だと思われますが、


エヴァンゲリオンは完成されていないアニメです。



当時の趣旨がどうだったのかは
私にはわかりません。

ただ最終回がとても曖昧な終わり方をしました。
ですが、その終わり方が本当のエヴァンゲリオンの
始まりだったのでしょう。

この未完成の美学は
日光東照宮や、ミロのヴィーナスにも見られる
未完による永続的美しさに繋がります。


過去、映画などの作品で未完成の美学を取り入れた
ものはたくさんありましたが、
ここまでの進化を果たした作品は
なかったことでしょう。

完成されないからこそ、
その先をさらに期待する声があり、
さらにTV放送から20年という月日が
アニメ作品から、
エヴァンゲリオンのブランディングへと
繋がったのです。



今回、新幹線のモチーフとして登場する訳ですが
ここまでのブランド力を持ったエヴァを
どうやって表現するか?

これは至難の業です。


車両パッケージのデザインは
走行中はもちろん見えません。

かといって止まっているときは
キャラクターなどの大きさが目立ち
イメージと食い違いを起こします。

さらに凸凹がデザインを邪魔して
せっかくのイメージが崩れてしまう時もあります。


そのため、エヴァの良さをデザインで
どのように伝えるかはとても悩まれたことでしょう。


ですが、今回公開されたデザインは
そういったマイナス要素をなくし
しっかりとしたエヴァのイメージを
車両へ反映されています。


キャラクターイラストを
外装にペイントすると
どうしても先ほど記述した
マイナス要素が目立ちます。

たとえば、ポケモンや、妖怪ウォッチなどは
キャラクターがいるということで
子ども達は満足します。

外装にキャラクターをペイントし、
さらに大人が見てもセンスを感じるように
作り上げる必要があります。

これはこれで、とてもセンスのいることです。


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出典:レスポンスhttp://response.jp/article/2015/10/19/262330.html

逆に今回の場合は、
エヴァをリアルタイムで見ていた視聴者の方々の
年齢層は20代後半~30代後半と考えられます。

ならば、エヴァが持つブランドイメージを
新幹線全体のデザインに反映させ、
子ども向けの要素を取り払うことで
エヴァに親しみを持つ人たちの
心を掴むことができるのです。


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エヴァ新幹線に求められるニーズは暴走!?

これからエヴァ新幹線をベースにした
さまざまな企画・イベントが用意されるでしょう。

今回のエヴァ新幹線の最大の魅力は
実際にエヴァの世界観を新幹線の外装~内装まで
細部に渡って反映させたということです。


ここで期待されているキーワードは

「暴走」です。

エヴァの世界観をただ乗るだけでなく
エヴァ新幹線ツアーなどが
企画されるはずです。

その中で「暴走」をテーマにしたイベントを
行えばどうでしょうか。


例えば、暴走をテーマにした
「パニック推理ゲーム」
車内に隠された暗号を読み取り
初号機の暴走を停めるといった企画。

車内アナウンスで、
当時の声優さんの緊迫した声で
指示や応援などをしてみては
どうでしょうか。


これは私が勝手に考えたことではありますが
「エヴァ」=「暴走」というニーズがあるなら
それを形にすることこそビジネスです。


エヴァ新幹線と海外の反応から見える期待!!

映画などを見ると
海外の方が派手なイメージがあります。

では、海外と日本を比べたとき
何が優れているかと言えば「繊細さ」です。

日本には独特の繊細さがあり、
例え細い線を書くにしても
海外のデザインには力強さがありますが、
日本には儚さがあります。


その日本の繊細さは
偉人の方々には受け入れられてきましたが
世界の一般の方々からは
理解されなかったそうです。

やっと理解が広まったのは
明治時代以降と聞いています。


そして、現代は世界中の人が
日本のアートに目を向けるようになりました。


今回のエヴァ新幹線は
海外の人からも注目を浴びており
アニメを新幹線という現実へ反映させる
その発想力に強い関心が伺えます。


海外の人達をさらに惹きつけることができるポイント
それは、「大人向けのリアルな演出」でしょう。

アニメを新幹線にし、さらにリアルな演出?

そんなことできる訳がないと
10年以上前の人達は言ったかもしれません。

ですが、考えてみてください。

USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

あのクオリティ―を生み出すことが
現代では可能なのです。

そして、新幹線はできました。

これから約1年半に渡って走るこの新幹線に
海外の注目をさらに集めるには
リアルな演出が求められるのではないでしょうか。


まとめ

今回のエヴァ新幹線で
私が一番すごいとおもったのは
乗車口です。
eve_sinnkannsenn01
出典:レスポンスhttp://response.jp/article/2015/10/19/262330.html

エヴァの雰囲気をしっかりとだしながら
幼稚さを感じさせず
一瞬でイメージさせることができるポイントを
いくつも押さえています。

本当にすごいクオリティーです。


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